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【スポーツトレーナー】プロスポーツに関わるトレーナーに求められる5つのこと!

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学生

プロスポーツのトレーナーにはどんなことが求められますか?

ぴーすけ

専門性も必要ですが他にも大事なことはたくさんあります。

学生

具体的にはどんなことが求められますか?

ぴーすけ

この記事ではプロスポーツのトレーナーに求められることについて解説します。

専門知識・スキル

ぴーすけ

当たり前ですが専門知識・スキルは必須です。

プロスポーツのトレーナーに求められる専門知識・スキルとても幅広いです。

解剖学、運動生理学、栄養学を始めとする医学的知識や応急処置などのスポーツセーフティに関する知識などが必要になります。

また、テーピングトレーニング指導、選手の疲労回復のためのスポーツマッサージなど知識だけでなく実践するスキルも重要です。

その上で取得している資格の専門性強みを活かしていく必要があります。

例えば、私は理学療法士というリハビリテーションを専門とした資格なので…

  1. 病態評価
  2. 動作分析
  3. 医師との連携

こういった部分は他の医療資格よりも優れていると思っていますし、実際にそうでなければチームに所属している意味がありません。

理学療法士以外の資格をお持ちの方も他の医療系資格と比較して何が自分の強みなのか?ということを今一度考えてみると良いのではないでしょうか。

ぴーすけ

入団後も専門職として常に学び続ける姿勢が重要です。

私は入団してから下記のようなことを意識して行動するようにしています。

  1. 過去に固執せず、新しいことを学ぶ
  2. 異なる専門知識・スキルを持った方から学ぶ
  3. 新しい情報をキャッチするアンテナを張り巡らす

プロスポーツのトレーナーになることがゴールなのか?スタートなのか?でその後の過ごし方が大きく変わります。

チームワーク

ぴーすけ

病院や治療院とは違ったチームワークが求められます。

病院や治療院では同じ資格の方と接する機会が圧倒的に多いと思います。

私も以前は理学療法士として整形外科病院でリハビリテーションに携わっており、同僚の9割以上は理学療法士でした。

同じ資格の方と接することは専門知識・スキルを切磋琢磨するためには必要かもしれません。

ただ、専門性が高いがゆえに専門外のことは受け入れないという雰囲気を感じることもありました。

中には他の医療資格の考え方を否定する人もいたりしますね。

しかし、プロスポーツの現場では様々な資格を持ったトレーナーがいるトレーナーチームのほうが強いということを痛感させられました。

要するに「餅は餅屋」ということです。

他資格を否定する前に「自分が学んできたことが全てではない」と相手を理解しようとする姿勢が重要ではないでしょうか?

自分と相手の「強み」と「弱み」を理解し、お互いがチームに欠かせない存在になりたいですね。

コミュニケーションスキル

ぴーすけ

チームワークを発揮するためにはコミュニケーションスキルが重要です。

どんなに専門知識・スキルの高いトレーナーが集まってもコミュニケーションが取れなければ機能しません。

トレーナーだけでも様々な資格を持った方がいて、選手やスタッフが加わるので多種多様なバックグラウンドを持った方とのコミュニケーションが必要になります。

私はコミュニケーションは自分自身しかコントロールできないということを意識するようにしています。

良いコミュニケーションをとりたい!と思っても変えられるのは自分自身だけですよね?

  1. 相手への言葉の投げ方を変える
  2. 相手からの言葉の受け取り方を変える

この二つしかありません。

どちらも野球に例えるとキャッチボールがうまくできるか?ということになります。

  1. 自分の投げたボールが相手の取りやすい場所にコントロールできたか?
  2. 相手が投げたボールが取りにくい場所でもキャッチすることができたか?

このような考え方がチームに根付いていくことでより良いコミュニケーションが取れるようになるのではないかと思っています。

重要なことだと思いますのでぜひ参考にしてみてください。

パーソナリティ

ぴーすけ

プロスポーツのトレーナーという組織の中で力を発揮している人の特徴を私なりにまとめてみました。

見栄を張らない

「見栄を張らない」ことは簡単なようでとても難しいです。

選手に対して自分を良く見せたい!というのがトレーナーの本音だからです。

選手に自分ができないことを「できない」と伝え、できるトレーナーにお願いする。

自分に対する選手の評価が下がってしまうんではないか?と心配になりますが逆の立場だったらどうでしょうか?

例えば、洋服を買いに行ってお店に欲しい洋服が無かった時に…

  1. 自分のお店の服を無理やり勧めてくる店員
  2. 他店に希望のものがあるかもしれませんとアドバイスをくれる店員

どっちが印象良く、また行ってみようと思いますか?

私は後者の方が良い印象を受けますし、違う服が欲しくなった時にまたこのお店に行きたいと思います。

ただし、これは自分のお店で扱っている服に自信がなければできないことです。

自分の専門性に自信があるからこそ、できないことはできないと伝えられようになるのではないでしょうか?

選手の言葉を傾聴できる

自分ではできていると思っていても、選手は「話を聞いてくれない」と思っているなんてことが起きているかもしれません。

ついつい自分の専門知識にこじつけたり、選手のつじつまの合わない話を途中で遮ってしまっていませんか?

私は下記のようなことを意識しています。

選手もトレーナーを選んで話していることがあります。

自分が選手から聞いた話と他のトレーナーが同じ選手から聞いた話が大きく食い違っていることは日常茶飯事です。

こういうことが起きたときは「自分が選手の話を傾聴できているか?」ということを見直すチャンスですね。

失敗した時に自分に矢印を向けられる

誰でも失敗したときには「人のせい」にしたくなりますね。

私も嫌なことが重なってネガティブになっていると、ついつい「人のせい」にしてしまいます。

「人のせい」にするのは簡単で自分の気持ちも楽になりますが成長はありません。

どんな場合でも自分自身に矢印が向けられる人は成長できると思います。

例えば「障害予防目的のエクササイズを伝えたが実施せずに怪我をしてしまった」

現場では時々起きますがあなたならどう考えますか?

矢印が相手(他責)の場合

  • やらなかったんだから自業自得でしょ!
  • せっかく伝えたのになんでやらなかったの?
  • 責められるのはトレーナーなんだからしっかりやってくれ!

こう思うのが普通かもしれませんが、なぜやらなかったのか?を深堀して考えてみたらどうでしょうか?

矢印が自分(自責)の場合

  • なぜやらなかったのか理由を考える
  • 道具?時間?内容?重要性が伝わってない?
  • 効果を感じないエクササイズだったのではないか?
  • マンツーマンで指導しても良かったのではないか?

こう考えてみると自分にも改善する点があるのではないでしょうか?

失敗したときにどうみても相手が悪い!と思っても、自分自身に改善できる点が無かったか今一度考えてみてはどうでしょうか?

+αでできると良いこと

ぴーすけ

できなくてもマイナスはないけど、できたらプラスになることを紹介します。

語学

日本のプロ野球界には「助っ人外国人選手」がいて英語やスペイン語圏の選手が多く、球団で通訳を雇っています。

通訳がいるので困ることはありませんが英語やスペイン語が話せたらメリットも多いと思います。

  • 選手の言葉をすべて理解できる(通訳が端折っていることもある)
  • 選手同士の会話から本音を聞けることもある(通訳には伝えていないこともある)
  • ニュアンスを理解できる(訳すのが難しい言葉がある)
  • 選手が1人でいる時も話せる(常に通訳が一緒ではない)
  • 海外でのトレーナー活動も視野に入る

トレーナーの中にも英語やスペイン語ができる方がいますが、外国人選手と世間話をしているのをみると羨ましく思います。

スポーツ経験

リハビリテーションを担当している時に選手の練習補助を行うことがあります。

野球に携わるのであれば…

  • キャッチボールの相手をする
  • バッティングの補助をする
  • ノックを打つ

これぐらいは自分でできるといいですね。

コーチにお願いするほどではないけど、キャッチボールさせたいっていうときに選手とキャッチボールしたりしていると信頼関係も気づきやすくなります。

でも相手はプロ野球選手でしょ?相手する自信ないけど大丈夫?と思うかもしれません。

リハビリ中とはいえプロ野球選手なので怪我には気を付ける必要がありますが、練習内容や強度に応じて補助できると良いです。

パソコンスキル

なんでパソコンスキルが必要なの?と思われるかもしれません。

以前は手書きで行っていたようですが今ではほとんどのことにパソコンが使用されています。

  • 選手のケア・トリートメント記録
  • 選手への連絡
  • チームのスケジュール管理
  • チーム外の方とのメールのやり取り

この他にも選手の怪我の傾向を調査したり、プレゼンテーション資料を作ったりパソコン作業が無い日はありません。

パソコンに不慣れだと雑務に時間がとられてしまって本業に時間を割けないなんてことにもなりかねません。

最低限、Word・Excel・Powerpointぐらいは使えると良いでしょう。

一発ギャグ

これはおまけですが、プロスポーツの世界は「The 体育会系」です。

選手が先輩にいじられてみんなの前で一発ギャグをするなんてことも珍しくありません。

もちろん選手以外のスタッフが一発ギャグをやる機会なんてほぼありません。

ほぼないんですが、チームが連敗して士気が下がっているときに一発ギャグができるトレーナーがいたらどうでしょうか?

間違いなくチームの雰囲気は良くなると思いますし、選手からも一目置かれます。

私は得意ではないですし、やりたいと思いませんが、いざというときのために何か一つぐらいはできると良いのかもしれませんね。

まとめ

ぴーすけ

プロスポーツに関わるトレーナーに求められる5つのことをまとめます!

学生

ありがとうございました!