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スポーツトレーナーなら知っておきたい!擦り傷・切り傷の正しい知識!

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理学療法士

擦り傷切り傷に遭遇すると焦ってしまいますね。

ぴーすけ

スポーツ現場で意外と多いのが皮膚トラブルだね!

タコやマメ爪が割れたり、擦り傷や切り傷なんて当たり前。

理学療法士

擦り傷や切り傷の対処方法を教えてください!

ぴーすけ

この記事ではプロ野球チームでトレーナーをしている私が擦り傷や切り傷の対処方法について解説するね!

ぴーすけ

タコ・マメの対処方法は下記にまとめてあるよ!

擦り傷・切り傷の対処方法

ぴーすけ

擦り傷・切り傷の対処方法について具体的に紹介するよ!

スポーツ現場で擦り傷・切り傷を負った場合は下記の手順すすめていきます。

  1. 止血する
  2. 流水で洗い流す
  3. 傷口の大きさや深さを確認する
  4. 乾燥させない
  5. 傷口を保護する
  6. 傷口を管理する

止血する

当たり前ですがまずは止血しましょう。

傷口が大きい場合には傷口に滅菌ガーゼを当ててその上からタオルやバンテージなどで固定します。

身体を動かせるようなら傷口を少し上げて止血を補助します。

ある程度止血が出来たら流水で洗い流していきます。

流水で洗い流す

傷口は流水にて洗い流すのが基本となります。

消毒薬を使うとかえって治りが悪くなるので基本的には使用しなくて良いと言われています。

流水で流すことで傷口の大きさを確認するとともに、傷口に入った異物を取り除いていきます。

水道が近くにあれば水道でも良いですし、水道が近くに無い環境であれば事前に洗い流すための水を用意しておく必要があります。

傷口の大きさなどにもよりますが、最低1回流すのに1~2ℓ程度あればよいと思います。

傷口の大きさや深さを確認する

傷口を洗い流したら傷口の大きさや深さ、目に見える異物が残っていないかを確認します。

傷口が大きく深い場合や流水で洗い流しても異物を取り除くことができなかった場合は通院させた方が良いでしょう。

通院して傷口の処置をしてもらう場合には傷口の管理方法を病院に確認します。

乾燥させない

傷口の大きさや深さが問題なく、目に見える異物も残っておらず、通院させなくて良いと判断したら傷口を乾燥させないように管理します。

以前は傷口を乾燥させる方が早く治ると言われてました。

しかし、現在は否定されており、医療現場においても傷口を乾燥させない湿潤療法が用いられています。

傷口を乾燥させないようにするためにワセリンまたは抗生物質入りの軟膏を塗布するのがオススメです。

私は傷口が比較的小さく、浅ければ化膿するリスクは低いと判断してワセリン、傷口が比較的大きく、深ければ化膿するリスクがあると考えて抗生物質入りの軟膏を塗布するようにしています。

抗生物質入り軟膏は処方箋が必要なものもありますが、テラマイシン軟膏aドルマイシン軟膏であれば薬局などで購入可能です。

テラマイシン

傷口を保護する

傷口へのワセリンや抗生物質入り軟膏の塗布が終わったら傷口を保護します。

私はスポーツ現場で傷口が水に触れる機会がどれぐらいありそうか?によって絆創膏ガーゼ付きの防水フィルムを使い分けています。

カテリープケアリーブ
㊧ガーゼ付き防水フィルム
㊨絆創膏

処置後しばらくは汗をかかず、お風呂などにも入らない場合は絆創膏を使用します。

しかし、そのまま運動を継続し、多量の発汗やシャワーやお風呂、プールなど水に触れる機会が多い場合にはガーゼ付きの防水フィルムを使用しています。

カテリープ

ガーゼ付きの防水フィルムは少し値段が高いですが防水性があり、個包装で滅菌されているため傷口を清潔な状態で保護しながら傷口が乾くのを防いでくれるので治りが良くなります。

カテリープ

使用方法もそれほど難しくありません。

カテリープ

絆創膏と同じようにで傷口を覆います。

カテリープ

最後に表面のフィルムを剥がして完成です。

カテリープ

傷口を管理する

傷口は毎日、保護材を交換する際にチェックして管理するようにしましょう。

徐々に傷口が小さくなっていて強い発赤や痛み、膿などが無ければワセリンを塗布して傷口を保護することを継続します。

傷口を確認した際に発赤が強い、膿が出てきている、痛みが強い場合には注意が必要ですので病院に行きましょう。

少し専門的な話になりますが、蜂窩織炎(ほうかしきえん)と呼ばれる細菌に感染して炎症を起こす病気のリスクがある為です。

蜂窩織炎の場合には発赤、腫脹、熱感、疼痛などが出現し、抗菌薬の投与などが必要になりますので症状がある場合には必ず通院して医師の判断を仰ぎましょう。

スポーツ現場で準備しておくもの

ぴーすけ

これぐらいは最低でも準備しておこう!

スポーツ現場の擦り傷・切り傷の処置をするために私が準備しているものを紹介します。

  1. ガーゼ(滅菌済)
  2. ワセリン
  3. 抗生物質入り軟膏
  4. 絆創膏&ガーゼ付き防水フィルム

ガーゼ(滅菌済)

滅菌ガーゼ

傷口が大きく、傷が深い場合に止血する際に使用します。

大きな擦り傷や深い切り傷でなければ使用しないことが多いですが、念のため準備しておきましょう。

感染予防に使い捨てタイプの手袋も合わせて用意しておくと良いです。

スポーツ現場では土や異物が付着していることも多いので近くに水道が無い環境での練習や試合であればペットボトルなどで水を準備しておきましょう。

近くに水道が確保できる環境であれば特にいらないと思います

事前に練習場所や試合会場などをリサーチして水が確保できる環境かどうか確認しておくことが重要ですね。

ワセリン

傷口を保護する絆創膏やガーゼ付き防水フィルムを使用する前に傷口に塗布します。

抗生物質入り軟膏

テラマイシン

ワセリン同様、傷口を保護する絆創膏やガーゼ付き防水フィルムを使用する前に傷口に塗布します。

ワセリンと違うのは化膿するリスクがある場合に使用するという点です。

抗生物質入り軟膏は処方箋が必要なものもありますが、テラマイシン軟膏aドルマイシン軟膏であれば薬局などで購入可能です。

絆創膏&ガーゼ付き防水フィルム

ケアリーヴ
㊧ガーゼ付き防水フィルム
㊨絆創膏

傷口を保護するために使用します。

基本的には身近に売っているもので問題ないでしょう。

ケアリーヴは肌に密着し、スポーツ中でも剥がれにくいためオススメです。

ガーゼ付きの防水フィルムは少し値段が高いですが防水性があり、滅菌されているため傷口を清潔な状態で保護し、傷口が乾くのを防ぐので治りが良くなります。

知っておきたい擦り傷・切り傷の知識

ぴーすけ

これぐらいは最低でも知っておこう!

スポーツトレーナーとして最低限知っておくべき擦り傷・切り傷の知識を紹介します。

どんな小さな切り傷・擦り傷であっても感染リスクがあることを忘れてはいけません。

擦り傷・切り傷の面積や深さなどによって自分の手に負えないと思ったら病院を受診させましょう

特にスポーツ現場の切り傷・擦り傷において下記のような場合は注意が必要です。

  • 傷の範囲が広い or 傷が深い
  • 不衛生な環境での受傷
  • 打撲などを併発
  • 頭部 or 顔面の傷

傷の範囲が広い or 傷が深い

の範囲の広さといっても通院させるかどうかの判断は難しいかもしれません。

私は出血が止まらなかったり、傷口の大きさが自分の持っている絆創膏やガーゼ付き防水フィルムの大きさを超えたりする場合には病院に通院させています。

自分の持っている絆創膏やガーゼ付き防水フィルムで覆いきれなければ、傷口を清潔に保つことが困難になる為です。

傷の深さも通院させるかどうかの判断は難しいかもしれません。

専門的な話になりますが、私は傷口の深さに関して表皮層を超えて損傷している場合には通院させています。

表皮層の厚みは平均で0.1~0.3mmで部位によっては0.04~1.5mmほどの幅があると言われています。

そのため、1mm以上の深さがありそうな傷の場合は迷わず通院させます。

上記に関してはあくまでも目安です。

判断に迷う場合には通院して医師の判断を仰げば間違いないでしょう。

不衛生な環境での受傷

スポーツ中の擦り傷・切り傷で多いのが不衛生な環境での受傷だと思います。

受傷直後や経過を見ていく際に傷口に下記のような状態が確認されたら通院させましょう。

  1. 異物が入って洗い流せない
  2. 膿が出ている
  3. 周囲が赤くなっている
  4. 周囲が腫れてテカテカしている
  5. 傷口の痛みが強い

少し専門的な話になりますが、蜂窩織炎(ほうかしきえん)と呼ばれる細菌に感染して炎症を起こす病気があります。

蜂窩織炎の場合には発赤、腫脹、熱感、疼痛などが出現し、抗菌薬の投与などが必要になりますので症状がある場合には必ず通院しましょう。

打撲などを併発

スポーツ現場で多いのが打撲と擦り傷・切り傷の併発です。

打撲によって腫れたりや血管が傷ついたりすることによって血流が阻害されます。

また、打撲の評価ばかりに目がいってしまい、擦り傷・切り傷が軽視されてしまうこともあるでしょう。

打撲に対してアイシングを行う際に不衛生な氷嚢やアイスバックを使用することでリスクを高めることもあります。

このように打撲を併発している擦り傷・切り傷では感染のリスクを高めてしまう因子がたくさんありますので慎重に対処していくことが重要です。

頭部や顔の傷

頭部や顔は他の部位よりも皮膚が薄く、出血しやすい特徴があります。

切り傷で止血に時間がかかる場合には通院して縫合したほうが良いでしょう。

また、スポーツ現場で頭部や顔に傷を負うということは頭部に衝撃が加わっているということを意味しています。

そのため、擦り傷・切り傷のこともそうですが頭部外傷についても頭に入れながら対処する必要がありますね。

まとめ

ぴーすけ

切り傷・擦り傷の対処方法についてまとめるね!

  1. 切り傷・擦り傷の対処方法
    • 止血する
    • 流水で洗い流す
    • 傷口の大きさや深さを確認する
    • 乾燥させない
    • 傷口を保護する
    • 傷口を管理する
  2. スポーツ現場で準備しておくもの
    • ガーゼ(滅菌済)
    • ワセリン
    • 抗生物質入り軟膏
    • 絆創膏&ガーゼ付き防水フィルム
  3. 知っておきたい擦り傷・切り傷の知識
    • 傷の範囲が広い or 傷が深い時は注意!
    • 不衛生な環境での受傷は注意!
    • 打撲などを併発しているときは注意!
    • 頭部や顔の傷は合併症に注意!
理学療法士

ありがとうございました!